今回は、不動産会社のご紹介です。

 

弊社は、たくさんの不動産会社の方とご縁を持つことがあります.

しかし、近年、稀に見る『熱意が特色を持った』不動産会社だと思い、取材させて頂きました。

 

店舗名:ROOM SQUARE

SQUARE株式会社 代表取締役 齋藤 隆弥 さん

東京都渋谷区恵比寿1-8-14

大黒ビル1階(えびすストア内)

TEL:03-4285-2430

FAX:03-4291-2302

MAIL: saito@room-square.com

 

接客時に気を付けていることは?

「出来る限り筆談で接客をしないようにしていますね。口を大きく開けて滑舌よく話すことを心掛けています。」

そう話す齋藤さん。

 

「なるべく普通の人と同じように接したい。」

「出来ないことへフォーカスを当てるのではなく、出来ることで接しています。」

難聴者の方によって、これまで読唇術を学んでいるか、いないかに分かれるそうです。

 

そして、自分は特別(にハンデを持っている)と思っている人。

自分は特別じゃない!と思っている人にも分かれます。

 

接してみないと分からないことだからこそ、失礼に当たらないように、人として対等に対応することを心掛けているとのこと。

 

言うは易し、です。

齋藤さんはこれまでの経験があるからこそ、何が対等なのかの機微が分かると私は思うんです。

 

他社の不動産会社の意識さえ変えてしまった

不動産は、賃貸でも売買でもあなたが足を運んだお店がオーナーさんに交渉をしてくださるわけではありません。

 

オーナーさんが入居者の募集活動をお願いしている不動産会社が間に入ります。

物件案内の前、オーナーさんに難聴者の入居を認めてもらえるのかを確認する前に、まずはこの不動産会社(物件担当者)に理解してもらい味方になってもらえないと話しになりません。

 

いい加減な対応で、オーナーさんに確認の電話さえせずに「無理ですね。」と勝手に独断で電話を切る人も多いんですよ。

本当に!

これでどれだけのオーナーさんが満室への機会損失に至っていることか・・・

 

そんな他社対応が多い中、齋藤さんは数々の物件担当者の意識を変えてきました。

他社なのに、不動産会社そのものの意識や対応を変えてしまったことがあるんです。

 

そんなエピソードを一つご紹介。

 

支店をいくつも持つ不動産会社に、難聴者の入居が可能か確認すると、電話対応している担当者の判断で断られました。

難聴者が普通に暮らせること、リスクが特別に高いわけではない現実を伝えるも、一切耳を貸してくれませんでした。

 

その場で断る担当者の独断に違和感を感じた齋藤さん。

「それは御社の会社の方針なんですか?」と尋ねてみました。

 

担当者「はい。(キッパリと)」

 

※ここで一つ、皆さんに認識してほしい真実のルールをお伝えします。

行政は不動産業界に対し『国籍・性別・その他いかなる人間にも差別をして審査を歪めてはいけない』と正式にルールを制定しています。

 

差別により敗訴している判例は珍しくありません。

判例の中には、差別で入居申し込みを断った『オーナーさん』が罰せられた例さえあります。

 

話しを戻しましょう。

齋藤さんはその後、その不動産会社の支店に一軒ずつ電話をしました。

 

その方針は真実なのか?と。

 

この熱意ある根気が、ある支店の責任者との出会いを果たします。

「そんな方針はない!」と言い切ってくださったのです。

 

そして、その責任者は齋藤さんの話しを断った支店へ掛け合ってくださいました。

その結果、お客様が希望された物件のオーナーさんにも話しが通り、ご案内することができ、お住まいになることが出来たのです。

 

ここでこの話しは終わりません。

 

それからというもの、断ろうとする担当者に「他の支店ではこのような対応して頂けていますよ?」と話せるようになったことで、今ではどの支店に問い合わせても理解を得られる間柄になれているそうです。

 

知識に熱意と行動を伴わせられると『自分の周りの世界』って変えられますよね。

 

部屋の貸し出しに特別リスクは高くない

不動産業界の人にも、オーナーさんにも知ってほしいこと。

難聴者さんに部屋を貸し出しても、物件案内をした担当者がきちんとした人ならば、特に不安にならなくても大丈夫です。

 

物件担当者が確認することが何より大事です。

 

接客担当者の難聴者に対する知識と理解度は?

お客様の何を確認して貸し出しをしても問題ないと判断して接客に至っているのか?

せめて、この2点です。

 

齋藤さんも仰っています。

「火災やインターホン、電話への気付きや対応が遅いかもしれないと、不安になる気持ちは分かります。でも、これまでの生活が成り立っていることもまた、目を向けてほしいんです。」

 

「昔は、火災があった時の報知器やインターホンにお知らせ設備の接続工事をして、光で気付ける設備でした。けれど、今は接続工事をしなくても、音に反応して光で知らせてくれる物も普及してきているのが現実です。

 

「設備機器による光でのお知らせだけでなく、普段からメールに対して神経を研ぎ澄ませているんです。普通自動車運転免許を取得して、無事故で運転している人も多いんですよ。」

 

「難聴者同士で結婚し、お子さまがいらっしゃる家庭だってあります。差別してはいけない。普通に生活が出来過ぎているぐらいなんです。」

 

これほど、世間では認められているということですね。

無知で差別をしてはいけないということだと思います。

 

どうしてそこまで熱意を持てるのか?

齋藤さんは正直です。

「学生時代なんですが、障がい者を軽視していた自分がいたんですよね。」

「出身地では難聴者のことを≪つんぼ≫って言うんですが、難聴者を見て『あいつ、つんぼだからなぁ』とバカにして見ていたこともあったんです。」

 

けれど、ご紹介案件で初めて難聴者の方と出会って、すべての認識が変わったそうです。

 

「そのお客様は、どこまでも明るく、お仕事でも成功していらっしゃいました。」

「そして、そのお客様が次々とお客様を私にご紹介してくださるのですが、どのお客様もまた、どこまでも明るい方ばかりだったんです!」

この方々との出会いで難聴者の世界を知るほどに認識を変えてもらったそうです。

 

難聴者だけで行なわれる様々な催しの存在をご存知ですか?

・ミス・ミスターのコンテストの世界大会

・デフリンピック(難聴者のオリンピック)

・野球の全国大会

 

様々な分野で、活躍されている方もいます。

・北区では聴覚障がい者である斉藤りえさんが区会議員を務めています。

銀座で高級クラブのホステスをされていた経験もあるのです。

 

・格闘技K-1では、スーパーフェザー級の王者もいます。

幼少期から運動に長けていたことを活かし、野球で活躍もされていました。

 

オーナーさんが思うような『可哀そう』はありません。

契約内容の理解への不安を言う物件担当者もいるそうです。

 

重要事項の説明は『読み上げ』て理解を促すものとなっています。

 

しかし、実際は書面を目で追い読んでもらう行為も同時にしているわけです。

滑舌よく読み上げながら、読み上げている部分を指でなぞれば分かってもらえるもの。

 

ほんの少しの気遣いで普通に接していけることは沢山ありますね。

 

そのエネルギーは、どこから?

「どこからか湧いてくるものではなく、彼らからもらっているんですよ。」

目の奥に熱意を灯しながら齋藤さんは答えてくださいました。

 

「彼らを見ていると、逆にエネルギーをもらえるんです。もらったエネルギーに動かされているという感じですかね。だから、お部屋探しは恩返しにさえ思えていますよ。」

 

だからこそ、将来的に目指していることがあるそうです。

 

難聴者の対応に特化した不動産会社の設立と全国展開

健聴者だけではなく、難聴者の方も接客にあたることを前提とした雇用を基軸に置かれているそうです。

「難聴による同じ思いや経験をしてきたからこそ察していける接客があると思います。」

 

物件確認などの電話業務だけは難しいので、健聴者とのタッグでの接客で構想しているそうです。

 

どのスタッフでも自分と同じ想いで接客していけるように、自身の想いをスタッフに共有しているそうです。

 

現段階でもご紹介案件をスタッフに任せ、喜ばれる接客対応もできるように育成が進んでいます。

その証に、そのスタッフご指名で紹介案件を頂けるほどになっているそうです。

 

難聴者が安心して部屋探しを任せられる場所づくりをしたいからこそ、専門会社を立ち上げたいそうです。

難聴者たちの想いが伝わるように、それを伝えられる不動産会社を。

 

「そうでなければ、彼らがせっかく一歩を踏み出したのに、また自分の殻に戻ってしまう場合もあるでしょう。それを思うと忍びないんです・・・」

この言葉を発した齋藤さんは、悲壮感、心の痛みを想像し胸を締め付けられたような表情をされていました。

 

本気なんですよね。

 

最後に齋藤さんから頂いた一言があります。

差別とは、認められていないから生まれるもの

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知る努力と、自分で立ち向かう覚悟を。

あなたが、家族を守れる人になれますように。

 

このブログは、エンドユーザーの皆さんが損や失敗をしないために。

各業界の担当者には『お客様の信頼に誠実な対応で応える一つ』として書いています。

 

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